Palette(クリップボード管理ツール)のURL共有機能とUI全体を改善しました。
なぜこの改善を実施したか
Palette の最大の特徴は「URLで状態を共有できる」点です。自分が登録したクリップボードセットを、URLひとつで相手に渡せます。ところがリリース直後、チームでの利用を想定していたユーザーから「共有の手順が多い」というフィードバックをいただきました。
確認してみると、共有URLを発行するまでに「メニューを開く→URLを生成→テキストをコピー」と3ステップ必要な状態でした。コードレビューで使い回すスニペットセットをSlackに貼るだけのことに、このステップ数は多すぎます。加えて、データ量が増えるとURLが数百文字になり、Slackで折り返されて読みづらくなるという問題も確認していました。
今回はこれらを根本から改善し、「共有のストレスをなくす」ことに集中しました。
主な改善内容
共有URLコピーのワンクリック化
従来は共有URLを表示してから手動でコピーする必要がありましたが、「共有URLをコピー」ボタンを1回クリックするだけでクリップボードに保存されるよう改善しました。チームへの共有がよりスムーズになっています。コピー完了時にはボタンの表示が「コピーしました!」に変わるため、クリックが正常に処理されたか確認できます。
URL長の最適化
共有URLに含まれるデータの圧縮処理を見直し、同じ内容でもURLが短くなるよう改善しました。LZ-String圧縮の設定を最適化した結果、従来比で平均30〜40%のURL長削減を実現しています。SlackやメッセージアプリでURLが意図せず折り返されてしまうケースが大幅に減少しています。
タブ名の変更機能
3つのタブそれぞれに名前をつけられるようになりました。「コードスニペット」「メールテンプレート」「会議用」など、用途に合わせてタブを整理できます。タブ名は共有URLにも含まれるため、受け取った側にも同じ名前で表示されます。タブ名は短く設定するほどURL全体の長さも短くなるため、2〜4文字程度がおすすめです。
テキスト表示の改善
長いテキストが登録されているアイテムの表示を改善しました。クリック前にテキストの内容をある程度確認できるよう、適切な行数でプレビュー表示するようになっています。似たようなテキストを複数登録している場合でも、内容を確認してから目的のものをコピーできます。
活用のポイント
今回の改善を踏まえた活用方法をご紹介します。
- チーム標準スニペット集の配布:コードレビューでよく使うコメントや、Slackの定型文をタブごとに整理してURLをチームに共有する
- プロジェクト別クリップボード:タブ名にプロジェクト名を入れて、案件ごとに使い分ける
- 新人向けテンプレート配布:入社時に必要な定型文・URLセットをまとめてURLひとつで渡す
Palette について:Palette はよく使うテキストをタブで整理し、クリックでコピーできるクリップボード管理ツールです。コードスニペット・定型文・メールテンプレートなどの管理にご活用いただけます。URLで状態を共有できるため、チームでの利用にも適しています。palette.utily.net から無料でご利用いただけます。
フィードバックをお待ちしています
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